銃器用語集

 

ここでは、小説の本編描写でカバーしきれない銃の部位やら働きやら種別やらを
のべつくまなしに解説していきます。
誤用とかありましたらざくざく指摘してください。筆者も必死です。

 

 

あ行

アーマライト
 銃器メーカー。
 後に米軍で長くに渡って正式採用されたM16シリーズの元となる、
アーマライトライフルを設計したユージン・ストーナーを擁した会社。

 優れた性能を持つアーマライトライフルであったが、開発当初は
軍部との折り合いが悪かったり海軍が小口径を嫌ってたりで、
アーマライト社はにアーマライトライフルの権利をコルト社に売却してしまう。

 この決断に失望したユージン・ストーナーは間もなくしてアーマライト社を去っている。
アサルトライフル

 突撃銃。

 小口径(5.56mmが主流)かつ、ストック(肩当)があり、
自動連射と単発発射が切り替え可能な、長銃身を持つ銃の総称。
 ほとんどは軍用であり、コルト社の「M16」やH&K社の「G3」などが該当する。
 5.56mm以外の口径では、7.62mm弾を使用する「AK47」などが有名。
(AK74と呼ばれる新型では、5.45mm口径に改められている)
 細長く、先細りのライフル用弾薬を使用する。

AK

 アブトマット・カラシニコフの略。

 エーケーと読むのが主流だと思われる、ソ連発祥の「AKシリーズ」のこと。突撃銃の一種。
 1947年にソ連軍に正式採用された「AK47」(口径7.62mm)、1974年に新採用された「AK74」(口径5.45mm)などが該当する。
 軍で正式に受注されたものの他、各国でコピー生産やライセンス生産もされ、ブラックマーケットでは一丁数千円で取引されると言う。(主にAK47)
 通称「人類史上最も多く生産された銃」で、現存する数は7000万とも1億とも言われる。

 構造は非常に単純・堅牢で、操作しなければならないボタン・レバーが全て大きく、直感的に操作できるインターフェイスを持つ。「五分の説明で子供でも撃てる」と言われる即応性の高さがある。
  構造が単純であるがために量産が容易で単価が安く、泥水につけたすぐ後でも即座に射撃が可能というタフさを持つ。

アンチマテリアル・
ライフル

 対物狙撃銃。

 軽走行車両に向けた射撃及び1km以上先の対象に対する狙撃に用いる。
 口径は主流なもので12.7mm(.50口径)、
中には20mm口径(戦闘機の機銃と同口径)の弾薬を使うものもある。
 弾薬の装填方式は二つに大別され、人間の手によって手動で排莢・装填を行う
ボルト・アクション式と、自動で行われるセミオートマチック式がある。

 あまりの凶悪な反動の為に、殆どの機種が銃身先端に
巨大なマズル・ブレーキを取り付けています。

 対人使用は国際法などに抵触するため禁止されています。
銃口初速が秒速800mを超える40g超の重量の弾丸を対人使用するのは
非人道的であると言う理由からのようです。
 とはいえ、特殊部隊では遮蔽物越しに対象を狙撃できるために重宝されていると言う話も。

ACP
 Automatic/Colt/Pistolの略称。
エキストラクター
 スライドやボルトに付いた、チェンバーから薬莢を引きずり出すための爪の事。
磨り減ったり角度が変だったりすると排莢不良を起こす。
オートマチック

 自動銃の総称。
主に自動拳銃を指してこう呼称する。

 弾丸を発射する際に生じる火薬炸裂のガス圧で機関部を駆動させ、
自動的に次弾を装填する系統の銃。

 一度引き金を引いて一発だけが出るものを「セミオート」、
引き金を引いている限り弾をばら撒けるものを「フルオート」という。

 一般に拳銃は殆どセミオート。
稀に切り替え式のフルオートを持つものもあります。
 補助用のストックを取り付ける事が出来るものもあり、
そういったものは命中精度も良好なようです。

 

か行

カートリッジ
 薬莢・弾頭・発火薬・火薬が一つのセットになった、現代の銃のための弾薬の総称。
火薬が外界の湿気から完全に守られるため、不発もより少ない。
ガトリングガン

 銃身回転式機関銃の別名。

 機関部に3〜6本程の銃身を束ねたものがセットされている形式の銃。
口径は様々だが、基本的な仕組みは同じで、銃身根本にあるモーターで
束ねられた砲身を回転させ、そこを通し順次大量の弾丸を連続発射する銃火器である。

 主に航空機にセットされて機銃として用いられるが、
ターミネーターとかメタルギアソリッドとかを見て育つと
人間が普通に使えるもんだと思い込むので注意されたし。

 人が撃てるサイズでは、7.62mm弾を使うガトリングもあるそうです。
通称ミニガン。 どこがミニか。

ギリー・スーツ
 偽装服。
迷彩が施され、背景の一部に溶け込めるように様々な工夫を凝らした服のこと。
 主に森林戦で狙撃手が使用する。
 上手く決まれば射手は見えない狙撃手となり、対象を恐怖のどん底に陥れるが、
まかり間違って背景に迷彩が合わなかった場合、いい的になって即死である。
グリップ

 銃の握りの部分。銃把(じゅうは)。

 ライフルやショットガンの場合、ストック(銃床)と一体化しているものと
ストックから独立したものがあり、後者はピストル・グリップと呼ばれる。

口径
 銃身の内径、および銃弾を正面から見たときの円の直径。
 蛇足コーナーに粗方の弾種は提示したつもりではいます。

 一般的に「.」を数字の前につける事で、「0.〜」インチの事を表します。
 .50口径ならば0.5インチと言う事ですね。
 ちなみに.50口径は12.7mmです。
コンペンセイター

 反動抑制器。

 読んで字のごとく反動を抑えるための機能を持った、主に拳銃の銃身先端に取り付けるものです。
 銃は発射するとき、火薬を爆発させて、そのガスによって銃弾を推進させます。
 火薬が爆発したそのガスに押された銃弾の反作用が反動であるわけです。
 
 話が逸れましたが、銃身の上または横から燃焼ガスをある程度逃がすことで
銃口の跳ね上がりをを抑える事を狙ったのが、
このコンペンセイターと言うものの作成目的です。
 同じ働きをするものにマズルブレーキなどがあります。

 

さ行

 

サイト
 照準器。
銃を構えたとき、銃口側にあるサイトをフロントサイト、射手の側にあるサイトをリアサイトという。

 一般的な拳銃では、フロントサイトは凸、リアサイトは凹型であり、
リアサイトの谷にフロントサイトの山を合わせ、ターゲットに向けることで照準する。
サイレンサー

 消音器。
 銃口に取り付けたネジなどに捻じ込んだりして固定し、
中に詰め込んだスチールウールなどに弾丸発射の際のガスを吸収させ、
発射音を抑制する道具。

 聞き飽きたウンチクをもう一つ並べると、
音が完全に消えるわけではないので、サプレッサー(静かにする物)と呼ばれるのが一般的だとか。

シアー
 撃鉄(ハンマー)は常にハンマースプリングによって、
撃針に押し付けられるように圧力がかかっている。
このハンマーを起こしたとき、戻ってしまわないように定位置で抑えるつっかえ棒のこと。
 トリガーを引くと、このつっかえ棒が外れて、撃鉄が落ちるようになっています。
潤滑油
 銃の機構は複雑なため、部品同士のすり合わせの部分に
潤滑させるための油が要ります。
 ガンオイルやグリースと呼ばれるものですね。
 オイルは粘性が低くさらさらしていて、グリスは粘性が高くねばねばしています。
 どちらも適量を使えばしっかり潤滑を補助してくれます。

 但し寒冷地では潤滑油が凍結して発射不能になる場合もあるので、注意が必要です。
ショットガン
 散弾銃。

 プラスチックと金属からなる薬莢の中に、
丸い弾丸を複数発詰めた弾(ショットシェル)を使用する、主に近距離専用の火器。
 大多数のものが、銃身下部に沿ったチューブにショットシェルを装填する
チューブマガジン方式を採用している。
 軍用ショットガンでは、ボックス・マガジンや
ドラム・マガジンを積んだものもあり、非常に高い火力を持つ。
 その破壊力は想像を絶する上、弾丸に貫通性がないため、
家とか店とかのディフェンス用に最適とか言われる。
 
 特殊部隊がよく使ってますが、
条約で戦争では使ってはいけないことになってるらしいです。

 口径はゲージ表示。
番号が小さくなればなるほど口径が大きいことになります。
 一般的には12ゲージ。
シリンダー

 意味は「円筒」。

 主にリボルバーに存在する部品。
回転式拳銃を横から見たとき、中心にあって、前から見るとレンコンみたいに見えるもの。
 回転式拳銃の弾倉であり、一般的に装弾数は5から6発。
変わった物になると7発、聞いたことのある中で一番多いのは10発。

 弾丸を発射するたびに次の弾薬がある穴へと正確に回転する、回転式拳銃の核である。
個人的には、360度を7で割った銃器メーカーに拍手したいんですがどうでしょう。

シングルアクション
 撃鉄を起こしてから発射する形式のこと。
引き金の切れがよく、引き切るのに必要とする力が少ないせいで、
手ブレが少なく済む。 結果、命中精度に良い影響を及ぼす。

略記すると「S/A」。
 
 反対に、引き金を引くだけで撃鉄が起きていき、発射できる方式をダブルアクションという。
ストック
 肩当ての事。
 アサルトライフルには大抵あり、サブマシンガンにも一部を除いて存在する。
 肩を当てることによって銃をより正確に保持し、発射できる。
スナイパーライフル

 書いて字の如く狙撃銃のこと。

 小銃の中でも特に命中精度を最優先して作られた、
対物及び対人狙撃用の銃の総称。
 その命中精度を生かすため、
望遠照準器(スコープ。望遠鏡の真ん中にターゲットを捉えるための十字(レティクル)があるもの)
が付けられている場合が多い。

 アンチマテリアルライフルと同様、ボルトアクション(手動)式とセミオート式に区別できる。

スライド

 漢字では遊底と書きます。

 主に自動拳銃に存在する部品で、銃を上下に分けた時の上の方。
これがガス圧を用いて往復運動をすることで、薬莢を蹴り出して次の弾を装填する。

スライドストップ

 漢字で書くと「遊底止」。

 主に自動拳銃で、弾丸が続く限り発射のたびに往復運動をする遊底(スライド)を、
弾切れの際に後退させたまま途中で止めるための部品。
 これがあるため、弾の切れた自動拳銃の遊底は後退しきったまま停止する。
新しい弾倉をセットしてこの部品を下ろすと、素早くまた発射体勢に移行できる。

スリング
 負い紐のこと。

 短機関銃クラス以降の大きさの火器を携行する際、
取り回しを楽にしたり保持を助けたりするために付けるベルトをこう呼ぶ。
セフティ
 安全装置。
これが作動していると銃の機能は凍結し、解除するまで引き金引けませんし発射できません。
セレクター

 発射形式の切替え装置。
主にサブマシンガンやアサルトライフル、あとは一部のハンドガンに存在。
セミオート(単発発射)/フルオート(連発)の切り替えが一般的。
バースト(点射。 「3バースト」なら3連射だけする)機能がある場合、それもこれで選択します。

 アサルトライフルやサブマシンガンだと、これにセフティを含むものが多いです。
セフティ/セミ/フルみたいに。

センターファイアー
 カートリッジの種別で、弾丸底部の中心にある雷管(プライマー)を叩いて
激発するタイプのカートリッジの事を言う。
 対義語はリムファイアー。

 

 

た行

蛇足
一番下に蛇足コーナーがあります。 弾とか。
ダブルアクション
 ハンマー(撃鉄)が落ちている状態から、
引き金を引くことでその力を使ってハンマーを起こしていき、そのままリリースして
撃針を叩かせ、発射させる方式。
 どうしてもトリガーを引く距離が長くなる上、ハンマースプリングを圧縮する作業まで
人差し指に任せてしまうため、切れは悪いうえに重い。 総じて命中精度は良くない。

 略記、「D/A」。
 対義語はシングルアクション。
チェンバー

 薬室。 チャンバーとも表記します。

 銃身と繋がっている部品で、ここにカートリッジを装填し、その尻には撃針が当たる。
 このとき撃針を撃鉄(ハンマー)が叩くことで、弾丸は発射される。
 チェンバーに弾が入っている状態を「ホット」であるといい、
入っていない状態を「コールド」であると言います。

ディスコネクター
 断連結器。

 1回引き金が引かれた後に、トリガーとハンマーとのリンクを解除する機構のこと。
これがあると、トリガーを引いて発砲した後、トリガーが引かれたままでも
次の弾丸が装填された際にハンマーが落ちず、発射されない。

 これがないと、セミオートのはずの拳銃がフルオートになったり、
発射した直後の意図しないタイミングで暴発したりして危険です。
トリガー

 引き金。 人によって軽かったり重かったりするもの。

 トリガーを引いた時、発射されるまでに必要な移動距離を「トリガーストローク」、
発射するまでに必要な力―――つまり引き金の重さを「トリガー・プル」という。

 トリガーストロークが短いと「キレのいいトリガー」とか言ったりします。
当然ブレが減るので、トリガープルは軽いほうが銃の命中精度にいい影響を及ぼします。
ストロークも然り。

 

 

な行

   
   

 

は行

ハンマー

 撃鉄。
スプリングの反発力を利用した回転運動によって、
銃弾の後部に当たっている撃針を叩いて、
間接的に銃弾の火薬に衝撃を与えることで発射させる部品。
 外から見て見えなかったら内蔵式。またはストライカー方式。
 類似品にストライカーとか言うのも有りますが、働きは似たようなモンです。

バレル
 銃身。
基本的に一丁の銃には一つしかないが、ショットガンの中には二つあるものも。
ガトリングガンだと六本とかあったり。 
ファイアリング・ピン
 撃針。
銃弾の後部にある雷管へとハンマーの打撃力を伝える部品。
 リボルバー(回転式拳銃)の中には、ハンマーとこれが一緒になっているものも。
フラッシュハイダー
 消炎器。 銃口に取り付けて、
銃口から迸る炎(マズルファイア)を軽減するためのもの。
ベレッタ
 イタリアの銃器メーカー。
アメリカ軍で70年に渡って採用され続けたコルト・ガバメントの歴史に終止符を打った
 傑作銃、9mm口径のM92Fを生み出した。
ボルトアクション
 主に狙撃銃で用いられる、単発発射式の作動方式。
 射撃をする度にその反動やガス圧で自動装填するタイプとは異なり、
空薬莢の排莢と次弾の装填をボルトに付いたハンドルを操作することで人力で行う
システムを総称してこう呼ぶ。

 火薬のガス圧をすべて発射にのみ回せる上、
ジャムの心配が少ないので薬室を精密に造れることから、命中精度が良い。

 反面、連射性能とか皆無。
 一発に全てを懸ける必要があるため、ばら撒くのには適しません。
ポンプアクション
 主にショットガンのオペレーション。
 銃身下部のチューブを軸にして付いたレピーターを前後動させ、
空薬莢の排出と次弾の装填を行う。
 ボルトアクションと同じで、ブローバックなどに裂く筈のエネルギーを
全て発射に回し、余計な機構を省けるため、極めて信頼性が高い。

 私的には映画「ターミネーターU」で主人公の母親がレピーターを持って
銃をマラカスみたいに振って再装填してぶっ放すシーンが好きです。

 

 

ま行

マガジン

 弾倉。
 リボルバー以外の殆どの銃器に存在する部品で、ここに弾丸を最初に入れる。
 リボルバーではシリンダーが薬室兼マガジンであるので、独立したものは存在しない。

 オートマチックハンドガンやアサルトライフルから
サブマシンガンに至るまで、役割は同じ。
 弾丸を収納する部分であり、通常平たい箱の形をしている。
 一部、装弾数を増やすためにドラム型にしたもの等もある。

マグナム
 増装弾。

 
 通常弾に多め(二倍近く)に装薬し、
プライマーを着火力の強いマグナム弾用に付け替えたもののこと。
 一般的に構造が単純で頑丈なリボルバーで多く使われますが、
最近では自動拳銃でも使用されます。
マズル
 銃口。 突きつけられると怖いもの。

 銃弾を発射した時に銃口から吹き出る炎は「マズル・ファイア」、
それによって生じる光を「マズル・フラッシュ」とか言います。
マズルブレーキ
カ行/「コンペンセイター」を参照
メーカー
 製造社。
銃にも当然メーカーはあります。 

 

や行

   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   

 

 

ら行

ラピッド・ファイア
 連射のかっこいい言い方。
リムファイアー
 カートリッジの種別で、ヘリ打ち式のこと。
その名の通りカートリッジ底部の縁を叩き激発させるタイプ。
レピーター
 ポンプアクション・タイプのショットガンなどに付いた部品で、
基本的には銃身下部に存在し、金属のバーで機関部と繋がっている。
握って前後させる事で薬莢の排出と次弾の装填を行う。

 

わ行

ワルサー
 P38とかP99とかPPKとかで有名なドイツの銃器メーカー。
 P38は某大怪盗の三世の愛銃で、
P99とかPPKはあの接着剤みたいな名前した種馬スパイが愛用してます。

 

 

 

蛇足

 

カートリッジの種類

基本的に小さな口径から順に並べています

弾薬名

初速(一般)
口径
弾頭重量
備考
.22LR
343m/s
5.66mm
2.59g
 リムファイアー型ケース。
 コルト・ウッズマンだとか
コルト・ハンツマン、ターゲッツマン等の亜種に
使用される弾丸。
 スタームルガーMk1も確かこれ。
.25ACP
247m/s
6.35mm
3.24g
 コルト.25オートなど。
ACPはオートマチック・コルト・ピストルの略。
.32ACP
366m/s
7.85mm
4.6g
 Vz61スコーピオンやMAC11(イングラム)など。
9mmパラベラム
355m/s
9.02mm
7.51g
 ベレッタM92F及びM93Rなどが代表格。
一般的でスタンダードな拳銃弾。
9mmマカロフや.380ACPとの併用は不可。
.380ACP
(9mmクルツ)
291m/s
9.04mm
7.45g
 SIG P230やワルサーPPKなど。
.38ロングコルト
235m/s
9.07mm
9.72g
 リボルバーカートリッジ。
.38スペシャル
261m/s
9.07mm
10.24g
 リボルバーカートリッジ。
.357mag
442m/s
9.07mm
10.24g
 リボルバーカートリッジ。
 登場当初は世界最強なのはモーゼルと同じ。
でも、今でもがんがん現役で使用されてます。
コルトパイソンやM19コンバットマグナムに。
9mmマカロフ
335m/s
9.25mm
5.9g
 マカロフに。
今やめったに聞かないカートリッジかも。
.40S&W
319m/s
10.16mm
11.66g
 H&K USPなどに。
10mmオート
366m/s
10.16mm
12.96g
 .45ACPと9mmパラの中間点として開発された
弾薬だったが、反動が強すぎたり9mmパラが
普及し過ぎてたりで人気が無かった悲運の弾丸。
使っている銃をあまり聞かないのですが。
.44mag
448m/s
11.18mm
15.55g
 リボルバーカートリッジ。
 ダーティーハリーの愛銃の口径。
.50AEが出るまでは世界最強のカートリッジでした。
今でもハンティングに使う人は多く、人気は上々。
 ルガースーパーレッドホーク・.44、
 トーラスレイジングブル.44などに。
.45ACP
261m/s
11.48mm
14.9g
 アメリカの長寿拳銃、
コルト・ガバメントおよびその亜種の弾。

 .45は永遠のアメリカンスタンダードだと信じます。
.454casull
525m/s
11.53mm
16.85g
 リボルバーカートリッジ。
主に狩猟用です。とんでもない威力があります。
 ルガースーパーレッドホーク・.454、
トーラスレイジングブル.454などに。
.500S&W
495m/s
12.49mm
28.51g
 リボルバーカートリッジ。
もはやモンスターとしか言えない破壊力です。
.50AE
427m/s
13.72mm
21.06g
対物ライフルと同等の口径を持つ
最強のマグナムオートハンドガンカートリッジ。
リボルバー弾ではこれより威力のある、
.454casull弾や.500S&W弾が存在します。
AEはアクション・エクスプレスの略です。
デザートイーグル.50AEにどうぞ。

 

弾薬の種類 説明
JHP ジャケッテッド・ホロー・ポイント弾。

基本的にホロー・ポイント弾との違いはないが、
拳銃で使用する場合にはこう呼ばれる事が多いらしい。
FMJ フル・メタル・ジャケット弾。

弾頭底部以外を硬質金属で被甲した、貫通性を高めた銃弾。
国際法規定で、軍で銃を運用する場合には
これ以外の弾種を使ってはならない事になっている。
TMJ トータル・メタル・ジャケット弾。

弾頭底部まで全て被甲し、鉛が被甲の外に出て鉛害を起こす事を防いだ銃弾。
シルバーチップ

ST弾。

アルミニウムを主成分とした被甲を施したもので、文字通り銀色の弾頭を持つ。
被甲が軽金属で行われているため、弾丸速度が高速であり、
敵に命中した際の変形も大きくなる。

ソフトポイント SP弾。

弾頭に被甲が施されておらず、鉛むき出しの弾頭を持つもの。
JSP ジャケッテッド・ソフト・ポイント弾。

弾頭の先端付近に被甲が施されておらず、鉛が露出しているもの。
SJHP セミ・ジャケッテッド・ホロー・ポイント弾。

「被甲せず・鉛が剥き出しで・先端に穴があいている」弾丸。
ホローポイント HP弾。

弾頭先端に穴をあけてある弾頭。
対象に命中した際、弾頭が変形(マッシュルーミング)して、
対象に大きな損傷を与えるもの。
ラウンドノーズ RN弾。

先端が丸い弾頭。
被甲したものも鉛剥き出しのものも両方存在するが、総称して単にこう呼ばれる。
ワッドカッター WC弾。

弾頭が円柱形になった弾丸で、紙の的に綺麗に丸い穴が開く。
競技用である。 また、ラウンドノーズとワッドカッターの中間の性質を持つ
SWC(セミ・ワッド・カッター)弾も存在するが、これも競技用である。
フラットノーズ FN弾。

弾頭先端が平らな弾頭。
AP アーマー・ピアシング弾。

徹甲弾。
弾芯に比重が重い、または堅い(タングステンなど)金属を使用し、
貫通力を高めた銃弾。
劣化ウラン弾もAP弾の一種である。(よく戦車砲に使われるらしい)
KTW 弾芯にタングステンを用い、弾頭先端にテフロン処理を施した銃弾で、
AP弾の一種。 防弾チョッキを余裕で貫通する性能があるそうです。
1960年代に開発され、コップキラー(警官殺し)の異名を取るまでだったようです。
あまりの殺傷性の高さから市場からは殆どの口径が姿を消しましたが、
軍用の9mmパラベラム弾だけは未だに生産が続いているようです。
名前の由来は、
Paul=Kopsch、Daniel=Turcus、Don=Ward の三人の
開発者のファミリーネームから着ている模様。
THV フランスのSFM社が開発した特殊弾で、極端な先細りになった異形の銃弾です。
材質は主に真鍮。
超軽量かつ高初速であり、
.45ACP/9mm/.38スペシャル/.357マグナムの四種が現在も生産されています。
その弾頭重量は2.7〜2.8グラム、初速は700〜790m/sであり、拳銃弾としては破格です。
ローエンフォースメント及びミリタリー・ユースオンリーで、
警察と軍以外は使ってはいけない弾丸でもあります。
弾頭が超軽量のため、110mほど飛翔した後に急激にパワーが落ちると言う弱点も持ちますが、
それを差し引いても強力なカートリッジです。

 

 

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